高齢者の猫背(円背)による飲み込み機能への悪影響

概要

正常な姿勢は横から見ると耳の穴(外耳孔)、肩の先端(肩峰)、足の付け根の突出部(大転子)、膝のお皿の後面(膝蓋骨後面)、外くるぶしやや前方(外果やや前方)が一直線と言われています

背中が丸まった姿勢を円背と言います

円背姿勢だと余分な喉周りの筋肉を使ってなんとか飲み込めている状態です

 

1度↑画像の姿勢で飲み込んでください

健常者でも円背姿勢で飲み込むと飲み込みづらさを感じると思います!

円背姿勢の方は常にその状態です…

 

高齢者になるとこの余分に使ってる筋肉が衰えます

すると…代償的な飲み込みができなくなり、誤嚥しやすくなる

肺炎に繋がる

 

原因

・高齢者は年齢による身体を反らす可動域

・背中の筋力の低下

・椎間板の変性

・固有感覚の低下など

 

対策

習慣的な運動

背中の筋力トレーニングなど

背中のトレーニングの一例

・可能な範囲で背中を伸ばしてバンザイをします

・1日10回から試してください

・肘のくぼみが自分の方を向くように行いましょう

 

 

 

参考文献

・足立 明久 他,若年健常成人の頭部突出姿勢が嚥下中の舌骨筋群の筋活動へ与える影響ー表面筋電図による基礎的横断研究ー,理学療法の科学と研究 Vol.15 No.1 2024.

・広島大学,【研究成果】頭頚部前方位姿勢による疲労感は僧帽筋の過剰な筋活動に起因することを発見!,https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/74274.

 

 

※これは一部の改善方法です。

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